ノンフィクション

ナナロクさん
ナナロクさん
先日書店に行った時、面白そうだったので買ってしまいました。

「公認会計士VS特捜検察」

本の帯:
『粉飾決算はなかった! 会計論争で検事を打ち負かしても、1審,2審有罪。「司法の闇」を弾劾する辣腕公認会計士渾身の書』

これはある大手監査法人の公認会計士があの有名な㈱キャッツの粉飾決算、有価証券報告書虚偽記載に加担共謀したということで当時キャッツの顧問をしていた公認会計士・細野氏による手記をまとめたものです。

カネボウやライブドア事件でも公認会計士が逮捕されそれらすべて容疑を認めていましたが、このキャッツ事件の被告は容疑を否認して、さらに「粉飾決算ではない」と供述しています。

私がこの本を読んだとき公認会計士という職にありながらその範疇を超えた人としての正義感に触れる事がきました。

日本を支えるニ大制度、会計制度と司法制度の相互矛盾点を鋭く描かれており、現行制度会計における発生主義会計制度について全く理解していない検察側、そして裁判では、会計学者から粉飾ではないとの鑑定意見が出されれも、他の容疑者による被告に有利な証言が相次ぐが中、それでも一審、二審とも敗訴となってしまいます。


著者は、自身の名誉のためだけに闘っているのではなく、一会計士として、公認会計士制度並びに監査制度を守るために闘い続けていることが読めばよく分かります。
更に、「司法の闇」とも闘っているようです。

また本書は、検察官、裁判所、弁護士といった司法の制度疲労について、その実態を生々しく教えてくれています。
そしてあまりにもリアルで、日本の司法はどうなっているのか?といろいろ考えさせられます。

もし、本書に書かれていることがすべて事実であるならば、そのような権力の腐敗は断じて許されるものではなと思います。
8件のコメントがあります
1~8件 / 全8件
公認会計士?!

   記憶を辿れば
     東京は青山の会計事務所は倒産したなァ
     横浜の会計事務所も潰れたなァ
     アメリカではエンロンでも公認会計士が・・・

  捜査内容によっては対象外となっている人たちもいる。
  社会的事件の場合には検挙される。

 BSに捺印するということは
 内容を知らないとは言えないのにね!?
     それなのに
       知りませんでした
            と逃げたがる輩がいますね。

    これも
         『罪と罰』
                なの でしょうね。

             『天網恢々疎にして漏らさず』


     
       
>ナナロクさん

いつも本屋気にはなっていたのですが。。。

まだ読んでません。ナナロクさんの推薦ならこんど読んでみようかな。
>Tanpanさん
是非!是非!
「会計人VS法律家」っていう見方もおもしろいかもです。
はい!
>ひでたろう1234さん

外国から見ても疲労感たっぷりなんですね。

やっぱり会計制度に続いて、司法制度も見直ししていかないとダメなんですかね?

>機動隊と喧嘩していましたけど
え!!どういうことですか???
普通機動隊と喧嘩なんてしませんよね・・・!
Tanpanさん
それは読まねばなんねぃですね^^
読んでみます。
 今晩は~♪
>更に、「司法の闇」とも闘っているようです。
 なかなか難しそうな本ですね~♪
でも、外国人からみると日本の制度は疲労しているので魅力ないとか。
 権力を持っている人間は、持ったとたんに腐り始めるとか。
 うちらは、機動隊と喧嘩していましたけど。
昔の話ですね。
>Tanpanさん
こんばんは!

手に取った時悩んで書店を後にしたんですけど、やっぱり気になってしまって書店に再び足を運びました(^◇^)

非常に読みやすい内容だったので丸一日掛けて読破しました。

>「司法の闇」・「司法の制度疲労」・・具体的にどんな事なのか
ここでは敢えて述べません。
そして是非読んでください。絶対に読み入ってしまいます。
Tanpanさん
こんばんは^^

私もこの本に興味を持ったのですが読んではいません。
が、ナナロクさん凄く読みこなしていると感じました。

「司法の闇」・「司法の制度疲労」・・具体的にどんな事なのか読んで確かめたくなりましたよ^^
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