ポイント
期待を裏切る6月の雇用統計のために下落した先週金曜日の米国株式市場を映して、今日の日経平均株価も大きく下げてのスタートになりそうです。10,045円の近辺での寄り付きを想定しています。円高に振れた為替がザラバの重石となりそうです。
米国マーケットを振り返る
先週金曜日のダウ平均株価は62.29ドル、0.49%安で終えています。
注目された6月の雇用統計で、非農業雇用者数が105,000人増加するという事前予想に対して、わずか18,000人増にとどまったことがマーケットを冷やしました。
ただ、午後になるとある程度落ち着きを取り戻したように見えます。VIX指数は前日と同水準にとどまりました。終盤の下げが目を引きます。
百貨店メイシーズのザラバの動きが示唆するように、小売りセクターの持ち直しが目立っています。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)10,045円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
米国株式市場が必ずしも弱気一色というわけではなかったこともあって、下落して寄り付いた日経平均株価は多少の反発を見せる可能性があると考えています。
しかしながら、大きく円高に振れたドル円がザラバの重石になるために、基調は上値の重い展開を想定しています。
今日は6月のマネーストックと消費動向調査の結果が発表されます。決算はダイセキなど20社余りです。
午後は、本格的な決算シーズン入りを告げるアルコアの決算発表を控える米株先物の動きが気になりますが、雇用統計の影響もあって大きく上昇する可能性は低いと見ています。
お詫び
所用と体調不良で週末のご報告ができませんでした。申し訳ありません。
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