アロンソが今季初V、小林は今季初リタイア 英国GP決勝

AAI Fundさん
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F1世界選手権シリーズ今季第9戦・英国GPは10日、新装されたシルバーストーン・サーキット(1周5.891キロ)で24台が出走して52周の決勝を行い、フェラーリのフェルナンド・アロンソ(スペイン)が1時間28分41秒196(平均時速207.155キロ)で、昨季第17戦・韓国GP以来の通算27勝目を挙げた。フェラーリ勢の優勝は今季初。

 2位に昨季覇者のセバスチャン・フェテル(ドイツ)、3位にポールポジションから出たマーク・ウェバー(豪州)のレッドブル・ルノー勢が続き、マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン(英国)が4位。フェラーリのフェリペ・マッサ(ブラジル)が5位だった。

 自己最高の8番手から出た小林可夢偉(ザウバー・フェラーリ)は、トラブルにより今季初のリタイアを喫した。

 2番手発進のフェテルがスタートでウェバーを抜いてトップに立った。3番手発進のアロンソは2位を走行していた中盤、フェテルと同時にピットへ入ると、フェテルが作業に手間取る間にトップでコースへ戻り、最後までリードを守った。

 小林は9周目にミヒャエル・シューマッハー(ドイツ=メルセデス)に接触されてスピン。最初のピットインでは、発進の際に入ってきた他車と危うく接触しそうになった。これが安全義務違反として10秒ピットストップのペナルティーを科せられ、18番手まで順位を下げると、24周目にマシンから白煙が上がってマシンを停止、レースを終えた。

 第10戦・ドイツGPは22~24日、ニュルブルクリンクで行われる。
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