米国経済指標、雇用関係はタイムラグで悪化だが、製造関係は原油安・金利安・サプライチェーン回復を受けて着実に改善していくと推測。
ここ数ヶ月はFRBも様子見で動かないと思う。 中国等新興国が引き締め政策(バブル抑制)を継続すれば、原油など商品価格の高騰は限定的になる。 EUの迷走は、投資家に安全資産のポジション高止まりを強いるので、金利もそれほど上がらないだろう。
FRB様子見の間に新興国バブリー度が増し、原油価格上昇が勢いを増し、米国マクロを悪化させるのが最悪のシナリオである。 原油価格抑制には、米国等の金融緩和による新興国バブル惹起=新興国への引き締め政策の強制、、が効果的だが、QE2が原油価格高騰の主因という詭弁が流布されている。 最悪シナリオになってもFRBが金融緩和を進めにくくなる可能性がある。 もちろん、この可能性は大きくない。 FRB自体は正しい認識を持っているから。
マスゴミ論調が迷走し、市場参加者が後ろを向いて動くときは、市場参加者が市場原理から乖離するときである。 揺り戻し必定。