1月26日 自律反発

[あおぞら郵船さん]

 

【取引銘柄】
なし
　
【ポートフォリオ】
・アステラス製薬　100株　4,970→4,540円　－46,000円
・第一三共　100株　3,500→3,160円　－36,000円
・テルモ　100株　5,470→5,330円　－15,000円
　
買い玉　140万円　余力　35万円
総資産　457,000円（含み益－97,000円）※3万円増資
　
悪夢のような一週間が終わりました。
終わってみれば、先週末の1万4110円から－471円の1万3629円まで戻ってきましたが、体感的には完全に暴落一色といった感じでしたね。
先週の時点で、「米銀行の決算発表によるサブプライム・ショックが起きる」と予想はできていたのですが、まさかここまで下げるとは、完全に予想の上を行かれました。見通しが甘かったようです。
　
来週は本格的にリバウンドして、このまま1万5000円を回復してくれれば良いですが、そう上手く行くとはあまり思えないですね。
今回のサブプライム問題は、世界経済にとって中期的なマイナス要因となることがはっきりしましたから、これが片付く見通しが立つまでは動くに動けないですね。
少なくとも、05年～07年までの「中期的な上昇相場」はひとまず終了したというような気がします。
ただ、来週から本格化する日本企業の3Ｑ決算で業績の堅調さが確認されれば、上値を目指せる場面もあるかもしれませんね。
　
ちなみに、今日、面白いニュースが飛び込んできました。
テラメントという会社が、ＥＤＩＮＥＴに大量保有報告書を出し、トヨタ、ソニー、ＮＴＴ、三菱重工、フジテレビ、アステラスの６社のそれぞれ５１％の株式・総額20兆円を取得したという内容です。
・毎日.JPの記事
http://mainichi.jp/select/today/news/20080126k0000m020156000c.html

　
単なるいたずら、と言っても良いのかは分かりませんが、まず、アステラスが入っていることに少し驚きましたね（笑）
他のトヨタ、ソニーなどは業界トップ企業ですが、アステラスだけは業界２番手企業です。トヨタなどと並べるなら、アステラスよりは武田薬品の方が相応しいと思うのですが、どうなのでしょうね。
それと、これら6社の株式51％を取得する、つまりこれらの企業を買収するのに、たった20兆円で済んでしまうということにも驚きました。
全世界のヘッジファンドの預かり資産の合計は、1.6－2兆ドルと言われ、仮に3倍のレバレッジをかけておよそ6兆ドルです。また、政府系ファンドは、全世界で2.3兆ドルの規模と言われ、2015年までに10兆ドルを超えると言われています。
これらの百兆円単位の投機マネーからすれば、20兆円などは本気になればすぐに出せる金額ではないでしょか。
ちなみに25日現在で、マイクロソフト社の時価総額は約3,110億ドル、時価総額世界一位のエクソンモービル社は約4,640億ドル、ＩＢＭ社は約1,460億ドル、シティ銀行が約1,330億ドル、バンカメ銀行が約1,760億ドル、ＧＥ社は約3,440億ドル、医薬品世界一位のファイザー社は約1,520億ドルです。
文字通り、桁が違いますね。
　
◇今後のスケジュール
1月29日　ソネットＭ３、三井住友銀、3Ｑ決算発表
1月30日　テルモ、3Ｑ決算発表
1月31日　ソニー、三菱ＵＦＪ銀、第一三共、武田薬品、3Ｑ決算発表
1月中　アステラス、プログラフ後継品「アドバグラフ」の承認申請結果
2月1日　アステラス、エーザイ、3Ｑ決算発表
2月5日　トヨタ、3Ｑ決算発表
2月21日　第一三共、Ｒ＆Ｄ説明会開催
　
4Ｑ　アンジェスＭＧ、「ＨＧＦ遺伝子治療薬」の承認申請
3月　アステラス、プログラフ後継品「アドバグラフ」の承認申請結果（腎臓)
4月　アステラス、主力の「プログラフ」が米国で特許切れ
　
7月7-9日　洞爺湖サミット
8月8-24日　北京オリンピック
11月4日　米国大統領選
　
08年中　テルモ、心筋再生事業を開始
　　　　　第一三共、「プラスグレル」の承認申請結果
未定　テルモ、人工赤血球（ＮＲＣ）の臨床試験開始
　　　　　アステラス、「ＹＭ３１１」の副作用問題の調査報告
　
　
「疲れた一週間だったね～」