前回の続きです。
今回から2回に渡って、投資先タイプごとの特徴を説明していきます。
成長株
成長株とは、文字どおり、前年にくらべて売上、利益が
とにかく伸びている企業のことを指します。
売上が伸びている株は投資本やニュースでも目立つため
見つけるのは比較的簡単です。
成長の伸び率が高ければ高いほど、株価も連動して上げ基調
となりますが、一転して成長率が下がると株価は急落します。
期待が高い分、株価も高めなので、失望された時、一気に
見切り売られてしまうのです。
例え売上高や利益が前年比で横ばいでも株価が下落していく
ので、早め早めの決断が迫られます。
投資初心者には意外と取り組みにくいタイプで、よく調べずに
長期投資を狙うと、期待とは裏腹に塩漬け株になりやすい。
材料株
日々のニュースで話題になる株のことです。
最近では東京電力などの株になりますが、初心者が手を出す
株ではないと思います。
日々のニュースがどう動くかもわかりませんし、明日の株価
予想すら難しく、中長期狙いは賭けに近い対象です。
大儲けできる株でもあり、魅力を感じる人が多いのですが、
現実はトントンどころか、利益を出せて少額、逆に損を
すると大金を失う投資対象ではないでしょうか?
手を出さないほうが無難ですし、私も、このタイプの株には
ノータッチです。
市況関連株、景気循環株
市況関連株、景気循環株は景気に左右されやすい業種の株の
ことです。
具体的には自動車産業などになります。
10年スパンのチャートを見てみると、日本を代表するような
大企業でも、株価が大きく動いているのがわかります。
ある年には純利益が数千億円でも、1年後の純利益は数千億円
の赤字になる、かなりダイナミックな値動きのタイプです。
そして、株価が大きく下げているときは、決まって不景気時
になります。
景気の底で掴むことができれば、株価は数年で何倍にもなります。
タイミングを上手く掴むことができれば大きな利益を手にする
ことが可能ですが、投資タイミングのアドバイスとして焦らない
ことが大切です。
大きな果実になるには、保有して数年かかると思って間違い
ありません。
その間、色んなこと、時には株式市場が大パニックになる時も
ありますが、耐えることができるかどうか?
信念と忍耐が試される種類の投資先です。
http://saig.livedoor.biz/archives/2205717.html
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