米国商務省が24日に発表した5月の耐久財受注は前月に比べてわずかに改善を見せています。しかし、基調に大きく影響を及ぼす変化ではなく、株式市場への影響も限定的であったようです。
5月の耐久財新規受注は、原指数の対前年同月比で見ると+9.73%。4月は+4.62%でした。数字で見るとかなり強かったように見えますが、グラフにしてみるとかなり小幅な動きで、弱い基調を崩すほどのものではないことがわかります。
この受注統計に含まれる出荷と在庫から作成した耐久財の在庫循環モメンタムはー4.85と、4月のー6.99から下落幅を縮小しています。ただし、変化はわずかです。
この指標は、2週間後に発表される全製造業の出荷、在庫、受注統計の先行指標となりますので、5月の全製造業在庫循環モメンタムもわずかな回復を見せるものと予想されます。
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