TIW藤根 靖晃さんのブログ
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【日立製作所】中期計画では12年度営業利益率…
中期計画では12年度営業利益率5%以上を目標に掲げる
<今後は経営の効率化が図れるかに注目>
震災影響のなか業績面で健闘している点は既に株価に織り込まれたとTIWでは判断しており、当面市場平均並みの展開を予想。今後は海外の社会インフラ構築などで同社の強みを活かした展開を加速させ、経営の効率も向上させることができるかが注目される。
<12/3期会社予想は利益面で保守的な印象>
同社は6月9日に中期経営計画の進捗を報告すると同時に、未定としていた通期業績予想を公表。上期は部品調達難や電力供給不足の影響を考慮し、下期には復
興需要で回復に向かうシナリオは想定線といえる。営業損益の全社・消去が▲680億円と例年よりかなり多く、バッファーを織り込んだ可能性もあり、利益面
で保守的な計画とTIWでは判断。
<中計は堅実な方向。更なる絞込みも必要>
中期計画では2012年度売上10兆円、営業利益率5%以上などを目標に掲げる。ポイントは、社会イノベーション事業に10〜12年度で総額1兆
7,000億円の投資を予定、グローバルでの人材確保に向けた日立グループの人材プラットフォームの構築などである。今回の中期計画に斬新さはないもの
の、堅実な方向性と評価できる。M&Aも考慮に入れた中期計画とみられるが、もう一段の集中も重要であり、更なるノンコア事業からの撤退も必要に
なると考える。(服部隆生)
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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関連銘柄:
日立製作所(6501)
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