ポイント
米国株式市場の大幅な上昇と円安に振れた為替が今日の日経平均株価を押し上げそうです。9,735円の近辺を寄り付きのメドトしています。ただし、前日に大幅高となった反動もあって、ザラバでは上値の重い展開を警戒しています。
米国マーケットを振り返る
大幅高でスタートしたダウ平均株価は12時半にかけて上げ幅を縮小したのですが、再び勢いを取り戻し、128.21ドル、1.03%高で終えました。
ドイツによるギリシャ支援が好感されたことが好調なスタートの背景となりました。アテネ総合指数が5.58%の急騰となっています。
ところが、3月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数、5月のシカゴPMIや消費者信頼感指数などの経済指標が相次いでコンセンサスを下回るとマーケットは上げ幅を縮小しました。
しかし、ユーロ高ドル安への動きがマーケットを再び押し上げたようです。
ドル安を一因に原油先物価格が2.10%上昇したことからシェブロンが1.65%上昇しました。
加えて、ジョブズCEOが姿を見せて新サービスを発表したアップルが3.09%と急騰したことが目を引きました。
VIX指数が大引けにかけて急速に低下して、マーケット心理が好転したことを示唆しています。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)9.735円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドトしています。
ドル円が円安に振れていることがマーケットの下支えになりそうです。
ただし、前日に大幅高となった反動がマーケットの上値を抑える可能性がありそうだと考えています。
今日は伊藤園、サガミチェーンの決算が発表されます。
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