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昭和シェル、サウジで太陽光発電 電力公社と出力500キロワット
昭和シェル石油はサウジアラビア国営のサウジ電力公社と共同で太陽光発電事業に乗り出す。自らプラントの設計から施工まで手がけ、出力500キロワットの発電所を7月から稼働する。サウジは原油生産量の減退を抑えるため再生可能エネルギー分野の投資を積極化している。昭和シェルは今後の需要増が見込まれる新興国での発電所運営受託に弾みを付ける。
全額出資子会社のソーラーフロンティア(東京・港)を通じ、サウジ南西沖の紅海に浮かぶファラサン島に太陽光発電所を建設する。既存のディーゼル発電所の敷地内で運営する。事業費は数億円とみられる。
ファラサン島には約2万人の住民が住み、サウジ政府が再生可能エネルギーを含むエネルギー供給の実証をする計画。年間の発電量は86万キロワット時を見込む。太陽光発電所は既存の電力系統と接続し、サウジの砂嵐などの悪条件でも安定して発電できるかも調べる。
ソーラーフロンティアは今年2月に宮崎県で年産能力90万キロワットの新工場を稼働し、海外で7割を売る計画を打ち出している。
英BP統計によると、サウジの2009年の原油生産量は日量971万バレルとロシアに次いで世界第2位。原油高で同国の石油収入は増えているが、中長期的に生産量を安定させるため、オイルマネーで再生可能エネルギー分野の投資を進めている。
ソーラーフロンティアはサウジの大学や、国営石油会社のサウジアラムコ向けに太陽光発電パネルの供給実績がある。今回は海外で初めて発電所の設計から調達、施工まで手がけた。
太陽電池では中国、米国企業などが格安なパネルで新興国市場を攻略している。サウジでの発電所事業の実績をもとに運営を含めた受注拡大につなげる狙いだ。
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