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 【東京】格付け会社、フィッチ・レーティングスは27日、日本の政府債務格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。世界3位の経済大国である日本が直面する問題の深刻さがまた浮き彫りとなっている。

 これに先立って、同じ格付け会社のスタンダード&プアーズやムーディーズ・インベスター・サービスも、日本が3月の東日本大震災とその後の原発危機の打撃を受ける一方で巨額の公的債務を抱えていることから、日本の格付け見通しを引き下げている。

 フィッチは、原発危機の関連リスクについて言及するとともに、日本の総政府債務残高は2010年末に国内総生産(GDP)比210%に達し、同社が格付けを付与する国の中で既に最大となっていることを指摘した。

 フィッチは、震災復興支出が今回の見通し引き下げの主因ではないとしている。同社は、福島第1原発関連の費用がまだ不明であることと、代替の電力供給源がなかなかみつからないことで、2011年成長見通しの下方修正が余儀なくされる可能性があると指摘した。

 同社はリリースで、「財政健全化に対するコミットメントが強化されない場合、または震災後の再建過程で財政・経済コストが大幅に増加することとなった場合には、格下げにつながる可能性がある」としている。

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