首相の海水注入中断「人災」…注目※谷垣氏徹底追及へ 自民党の谷垣総裁は21日、新潟市で講演し、東京電力福島第一原子力発電所の事故発生直後、菅首相の意向により、海水注入が中断されたことについて、「その事が事態の初動を遅らせたとすれば、人災と言わねばならないのではないか。よく検証しなければならない」と述べ、週明けの国会審議で徹底追及する方針を表明した。
谷垣氏は23日の衆院東日本大震災復興特別委員会で質問に立ち、海水注入の経過について、首相に直接ただす予定だ。
また、西岡参院議長が首相退陣を求めたことに関しては、「三権の長として異例の発言だ。首相は政治主導をはき違えて物事を動かすことができなくなっており、求心力が欠如している」と述べた。さらに、「震災復旧のためには補正予算もさらに必要だ。(首相が)その期待に応えられないのであれば、覚悟を固めて臨む必要がある」と語り、今国会で内閣不信任決議案を提出する意向を改めて示唆した。<!--- interest_match_relevant_zone_end --->