最近軟調な相場を尻目に、すき家やなか卯をはじめココスやジョリーパスタなどを運営するゼンショーの株価が快進撃。
5/14の日記でも書いたが、マクドナルドを抜いて外食産業売上高1位の座に躍り出た。
しかし株の時価総額の方に目を向けると、
ゼンショー 1180億円
マクドナルド 2763億円
とゼンショーの時価総額はマクドナルドの半分にも満たないことがわかる。
外食産業とはいえ一概に単純に比較はできないのかもしれないが、経常利益等も大差ないのに、1位が2位の時価総額の半分以下なんていうのは違和感がある。
ゼンショーは財務が弱いと言われ続けてきたが、やはり外食産業1位になったというのは、今までの評価とは見方を変えなければならないのかもしれない。
仮にマクドナルドの時価総額の半分としても、ゼンショーの株価は1140円という事になる。
最近の上昇の過程で、ゼンショー株には大量の空売りが入り続け、日証金ベースでも貸株残が449千株、融資残が24千株と貸借倍率は0.05倍と大幅な売り長である。
4/6の775円から一本調子に上がり続け、5/20には975円と、この間に+200と約3割近い上昇で、売り方は真綿で首を絞められた状態になっている。
今後は需給関係からも、1000円超えることがあればとても妙味がありそうな展開が期待できそうな気がする。