ポイント
3日連続で下げた反動もあったのでしょうが、原油価格など国際商品市況の反発に牽引されて、ダウ平均株価が力強い動きを見せました。ドル円が円安に振れていることもあり、今日の日経平均株価は上昇してのスタートになりそうです。9,705円の近辺での寄り付きを想定しています。ザラバも堅調な推移を期待しています。
米国マーケットを振り返る
モタつき気味にスタートしたダウ平均株価でしたが、10時半を過ぎるとプラスに転じ、1時前からは上げ幅を一段と拡げて、80.60ドル、0.65％高で終えています。
VIX指数を見ると、日中を通して着実に低下を続け、マーケット・センチメントが着実に改善した様子が示されています。マーケットの力強い動きを裏付ける推移です。
3,29%上昇した原油価格をはじめ、国際商品市況がマーケットを押し上げたと見られます。エクソン・モービルが1.65%上昇しています。
前日引け後に好決算を発表したデルが5.35%の急騰を見せました。
この影響もあって、代表的なハイテク指標であるSOX指数(フィラデルフィア半導体指数）が1.89%上昇しています。日中の堅調な推移が印象的です。
今日の日経平均株価は？
CMEの日経先物価格(円ベース）9,705円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドトしています。
ドル円が円安方向に振れていることがマーケットを下支えすると見て、ザラバでは堅調な展開を期待しています。
今日は、1-3月期のGDP速報値、3月の鉱工業生産動向確報のほか、明日まで日銀の金融政策決定会合が開かれます。そのほか、4月の百貨店売上高や、日本製半導体製造装置のBBレシオなども注目されます。
決算は37社ほど。東京海上ホールディングス、T&Dホールディングスなどメガ損保が含まれています。
午後は、週間ベース新規失業保険申請件数、4月の中古住宅販売件数と景気先行指数、そして5月のフィラデルフィア連銀景況指数などの発表を控える米株先物の動きが気になります。
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