ポイント
ダウ平均株価は下落したのですが、今日の日経平均株価は上昇して始まりそうです。ザラバは為替の動きに大きく影響されると思われますが、ドル円が円安方向に振れる動きを見せていますので、株価は小動きながら比較的に堅調な推移を期待しています。
米国マーケットを振り返る
4月の住宅着工統計や鉱工業生産がコンセンサスを下回ったことが重石となり11時半にかけて下げ幅を急速に拡げました。一時は170ドル近くの下落となったのですが、その後は回復基調に転じ、68.79ドル、0.55%安で終えています。
11時半以降に見せた反発局面を牽引した主役は鮮明に見えないのですが、ハイテクセクターの下げ止まりの動きが目を引きました。1.2%ほど下落したSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)のザラバの動きは次のようになっています。
国際商品市況の下落が続き、金価格は0.71%下げたのですが、代表的な金鉱株であるニューモント・マイニングの株価が1.11%上昇しています。ザラバの強さが印象的です。
加えて金融株にも堅調な動きが目立ちました。ウェルズ・ファーゴが3.19%と大幅に上げています。
VIX指数が11時半過ぎから低下基調が鮮明になり、投資家のセンチメントが改善した様子が浮き出ています。
今日の日経平均株価は?
このような米国マーケットの動きを映して、CMEの日経先物価格(円ベース)は9,610円となりました。この近辺を今日の日経平均株価の寄り付きのメドトなりそうです。
米国で引け後に発表されたデルの決算が予想を上回り、時間外での株価が5.28%の急騰となっていることが、日経平均株価の寄り付きに多少影響を及ぼすかもしれません。
ドル円は円安方向への動きを見せています。予断は許しませんが、マーケットの下支えになりそうです。
今日は、3月の第3次産業活動指数のほか、不動産経済研究所の発表する4月のマンション市場動向にも注目したいところです。決算はマツモトキヨシ、ルネサスエレクトロニクスなどが注目です。30社ほどの発表が予定されています。
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