BuffaloのTeraStationは、NAS、すなわちLANにつないでファイルサーバとして使うことができる機器である。
先日このTeraStation TS-XE2.0L/R5 をセットアップしてひどいめに遭った。搭載されているOSはおそらくLinuxOSだろう。クリックしてから画面が変わるまで、非常に時間がかかる。バックアップするフォルダを選択するときは、一度にすべてのフォルダを選択できなかった。17個あるフォルダを、17個すべて登録しようと思ったら、3個ずつ登録していく必要がある。なぜなら、途中でタイムアウトするからだ。
説明書もひどい。バックアップの方法は書いてあるが、リストアの方法が書いてない。いったいどんなリストアを想定していたのか。おそらく、TeraStation本体の機能を使ってバックアップした場合は、EXT3形式のドライブにバックアップが作成される。作成されたバックアップは、いうなればただのコピーなので、ドラッグ&ドロップで地道に戻す方法を考えていたのではないか。それにしてもなにひとつ説明がないというのは製品としてよいのだろうか。
ほかに気になった点といえば、フォルダ単位での容量制限ができないこと。グループ単位ではクオータという設定ができるのだが、各ユーザが複数のグループに含まれていたとしても、どれかひとつのグループのクオータしか、有効にできない。