クレジット・デフォルト・スワップは、クレジットデリバティブ(※)の一種で最も取引が盛んなもののひとつ。
銀行の自己資本比率を高める対策の一環として利用されるケースも多い。
credit default swapの頭文字をとってCDSと呼ばれる。
<商品の仕組み>
買い手と売り手の間で結ばれたの次のような契約である、買い手が企業Aへの貸付債権や社債を持っている場合などを想定するとわかりやすい。
・買い手は売り手に定期的にプレミアム(保険料)を支払う。
・売り手は企業Aがデフォルト(債務不履行)した際に、あらかじめ決められたルールに従いその買い手の損失を補償する。
企業Aに対して貸付債権などを持っている銀行がCDSを購入することにより、貸倒れのリスクをヘッジすることが可能となる。
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※クレジットデリバティブ
企業のデフォルト(債務不履行)のリスクを取引する金融商品の総称。これに対し伝統的なデリバティブは、株価や為替の変動である市場リスクを取引するものである。
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http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080116/144719/