米国マーケットを振り返る 5月6日

スケアクロウさん
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ポイント

 雇用統計の強い数字を受けて、大幅高でスタートしたダウ平均株価でしたが、ドル高が重石となって上げ幅を縮小して終えています。

米国マーケットを振り返る

 4月の非農業部門雇用者数が予想を大幅に上回って増加したことがきっかけとなって、ダウ平均株価は大きく上げて始まりました。(「予想より強かった4月の米雇用統計」)



 しかし、11時半を過ぎると、雇用統計の影響もあって急速に進んだドル高が重石となって上げ幅が縮小しています。ドル高が引き金になったと見ています。ユーロドル15分足を見るとドル高への振れが鮮明です。



 ハイテク指数であるSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)にドル高の影響が見られます。



 原油先物価格が2.63%の急落となりましたが、ドル高がドル建て価格を引き下げる要因の一つになったと思われます。エクソン・モービルの株価は0.08%とわずかに上昇して終えましたが、ザラバでの停滞が目を引きます。



 VIX指数が11時半過ぎから急速に上昇をはじめ、マーケット心理が悪化して、投資家がリスク許容度を引き上げたことが示されています。



日経平均株価への示唆

 CMEの日経先物価格(円ベース)は9,785円となっています。ダウ平均株価が上げ幅を縮小した影響が見られます。おそらく月曜日の日経平均株価はこの近辺での寄り付きになりそうだと見ています。



 ただし、ドル円が多少円安方向に振れる動きを見せていることから、ザラバは比較的に堅調な展開になるのではと期待しています。



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