ＪＲ東日本は２日、ＪＲ新宿駅と東武日光駅、鬼怒川温泉駅間を結ぶ直通特急「日光号」と「きぬがわ号」のリニューアル車両を６月４日から運転すると発表した。当初、４月１６日からの運転を予定していたが、東日本大震災の影響で延期されていた。
リニューアルされたのは、昨年まで成田空港へのアクセス特急「成田エクスプレス」に使用されていた２５３系電車。日光の社寺をイメージした朱色をメーンに、ニッコウキスゲの黄色をあしらい、独特のカラーリングが目を引く観光特急として衣替えした。
車内には女性客を意識したパウダーコーナー（化粧室）や多目的室も設置。座席の間隔は１メートル１０センチと、グリーン車にも匹敵するゆとりを確保した。
世界遺産の国際観光地をめざす特急として、英語のほかに、韓国語、中国語の情報提供サービスも実施。ゴルフバッグも収容できる大型荷室を備えた。「移動時間を快適に過ごせる空間とした」（同社大宮支社）という。
