ポイント
先週木曜日、金曜日とダウ平均株価が続けて上昇したことを受けて、今日の日経平均株価は大幅に上げてのスタートになりそうです。9,935円の近辺での寄り付きを想定しています。ただし、ドル円が円高方向に振れていることがマーケットの重石になりそうです。ザラバでは軟調な局面が見られる可能性を警戒しています。とはいえ、連休の谷間であることや、週後半に雇用統計を中心に重要な経済指標を控える米国株式市場が様子見から大きく変動する可能性が限られていることを勘案すれば、連動性が高い日経平均株価も大きな動きはないだろうと考えています。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)9,935円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きの一応のメドとしています。
ただし、円高が進んだドル円が重石になることには警戒する必要がありそうです。今朝は多少円安方向に戻す動きも見られますが、僅かな動きにとどまっています。
したがって、寄り付きの水準にもよりますが、ザラバは上値の重い展開と考えています。一時的に軟調な局面が見られるかもしれません。
午後になると、4月のISM製造業景況指数の発表を控える米株先物の動きが気になります。ただし、週末にかけて重要な経済指標の発表を控えることもあって、大きな変動はなさそうだと見ています。
今日の国内では、出光興産、住生活グループ、東武鉄道など20社程度の決算発表が予定されています。
日米の株価乖離とドル円の動きを見ると、ダウ平均株価の上昇が続いたことから日米株価乖離が下方にシフトしています。ドル円の円高方向への動きは比較的に小幅ですから、連休の谷間ということもあって、高めに寄り付いた日経平均株価のザラバのその後の変動幅は基本的には大きなものにはならないだろうと推測しています。
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