今日は色々書くことがあります。
まず今日の日本の上げは中国株に連動したような動きであり、ここが底値でこれから上げ続けると楽観視出来るものでもないみたいです。
次に為替から見た好材料、悪材料から明日の日本市場を予想します。
1)ユーロ圏月例報告
あまりいい内容ではありませんでしたが、最近評価が下がっていたのでそれから比べればマシだったらしく若干ユーロ買いが入った模様
2)メリルリンチ決算
サブプライム関連の赤字額約1.5兆円、最終赤字約1.05兆円という最悪な結果に。
3)失業保険申請件数+住宅着工件数+建設許可件数
失業保険は予想よりもいい結果に。
住宅関連は予想よりはるかに悪い結果に。
本来住宅関連の指標のほうが重要視されますが、住宅指標はある程度市場に織り込まれていた部分もあり、更によりサブプライム問題に関与していると思われる指標が失業保険指標だったため、これらニュースは好感され、ドル高展開になりました。
4)米フィラデルフィア連銀景況指数+FRB議長発言
フィラデルフィア指標は最悪な結果、FRB議長はまともな意見。
とりあえず一瞬で結果が出るフィラデルフィア指標で一気にドルが売られるも、FRB議長発言を好感してドルが徐々に買い戻される形に。
1:22現在NYダウ12375(-90)
メリルリンチの超赤字や指標が弱かったことを含めても、これだけの下げで済んでいるのはやはりFRB議長の「厳戒態勢+柔軟に対応」が好感されているからだと思います。
つまり「危なくなったらすぐにでも対策を考えて景気や物価をいい方向へ持っていきますよ」と言っているのでこれにより安心感が出たのだと推測しました。
それにしても住宅着工件数が悪かったのにドル高になるとは思いませんでした(;´∀`)
最後に忘れてました、明日の日本の株価ですね。
私的に今日の上げはリバウンドではないと思っています。
日本に材料がないので、海外に影響されただけという感じでしょうか?
現に今日の株価と為替はかなり連動していました。
となれば、明日の日本市場はある意味で割高になっているため、弱気相場になるような気がします。
いくらFRB議長発言が好感されたからとはいえ、現状を表す指標と決算が必ずしも良いものではなかったという理由もあります。
ちなみに1:34現在CME日経平均は13505と今日の終値13783を大きく下回っています。
となれば明日の日本市場は恐らく8割方GD(ギャップダウン)して始まるのではないでしょうか?
その後の動きは他のアジアの国々の動向に左右されるかもしれません。最近後場の値動きが激しいのも多分それが原因です。(前場は日本市場が先に始まるので影響を受けないと思われる)
まぁそんな感じで今日の上げを楽観視していると痛い目を見るかもしれません。(´・ω・`)