大陽日酸(4091)が堅調。営業利益と経常利益は上方修正だが、純利益の下方修正を嫌気する売りが優勢となっているようだ。
同社は25日引け後、通期の業績見込みを修正した。11年3月通期の連結営業利益は354億円の見込み(前回予想325億円、前の期275億円)。連結純利益は125億円の見込み(前回予想170億円、前の期157億円)。
酸素・窒素・アルゴン等の主要ガスやエレクトロニクス産業向けの特殊ガスの出荷が好調。半導体関連機器の売上の増加やプラントの大型工事などで原価率が当初予想より改善したこともあり、営業利益と経常利益は上方修正。独占禁止法違反の課徴金、震災関連費用を特別損失に計上することから純利益は下方修正。
大陽日酸の株価は9時19分現在633円(▼11円)。
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