中国: 毒生姜あらわる!

LONERさん
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中国で毒生姜が生産されております。日本には輸出されていない? いやいや、そうともいいきれません。偽蜂蜜は日本に輸出されていますから。
(中央社台北)食の安全が脅かされる事件が続く中国だが、毒ミルク、着色饅頭、墨汁ゴマ、痩肉精、地溝油などに続き、今度は新たに「毒生姜」が発見された。
大陸のメディア「中国の声」によると、4月15日、湖北省宜昌市万寿橋工商所に市内の野菜卸売市場で業者が硫黄で生姜を燻製しているとの通報があり、摘発した。
押収された毒生姜は約1000キロ。卸販売業者は不良の生姜を水に浸した後、有毒化学原料の硫黄を使用して燻製していたという。この方法で燻製された「毒生姜」は通常の生姜と比べ、色が非常に鮮やかで、採りたてのように見えるという。
報道はまた、医学専門家の言葉を引用した。硫黄を体内に摂取すると、めまいや精神分裂、全身のだるさなどの症状を引き起こす恐れがあり、深刻な場合は肝蔵や腎機能にも影響を与えるという。
さらに懸念されるのは、これらの硫黄は流通ルートが不明な上、異物や重金属が含まれている可能性も否定できない。このような毒生姜を常用すると、慢性的な毒物摂取となんら変わりはないという。
重要なのは流通ルートが不明というところでしょうか。硫黄を使っているのは、おそらく見た目をよくするためでしょう、文章からすると。
私は、生姜をそのまま食べることは少ないのですが、以前生姜粉末をお湯に入れて飲むようにしていました。幸いにも原産地は日本と書いてありましたが、表示なんてなんとでも偽装できるんですよね。
ところで燻製ってなに? という疑問が・・・
燻製(くんせい 薫製とも書く)とは、食材を燻煙(後述)することで保存性を高めると共に特有の風味を付加した保存食のこと。燻煙により煙中の殺菌成分が食品に浸透すると同時に、長時間の燻煙によって食品の水分量が減少することで起きる水分活性の低下により保存性が高まる。また、下処理として塩水に漬けられる場合が多く、これによる脱水・加塩も保存性の向上に寄与している。燻煙の前には一般的に乾燥処理を行う場合が多い。
元々は傷み易い食材を長期間保存可能な状態に加工するための技術であるが、保存技術の発達した現代ではその意味合いは失われ、普段と違う食感や味わいを楽しむためのものと変化しつつある。日本に限らず、様々な国で様々な燻製が作られているが、日本においては、かつお節が有名である。
Wikipedia
ほい。風味を付加するそうです。液体燻製という方法もあるようですが、おそらく硫黄を熱して気体になった硫黄を生姜に浴びせていたのでしょう。
硫黄を知らない人はいるでしょうか。身の回りの硫黄といいますと、・・・よく知られているのは温泉ですね。黄色い物質が温泉近くで見えたりします。あれは危険物質です。その近くには立て札があると思います。「めまいがしたら危険」というようなことが書いてあると思います。
それから、マッチですね。硫黄を摩擦させて、その熱で火をつけます。硫黄はマッチ箱についております。マッチの棒についているタイプのものもあります(硫黄マッチ)。硫黄マッチなら、どこかにこすり付けて火をつけることができます。ディズニーのビデオ、ドナルドのゆうれいホテルでそんな場面がありました。知っている人は皆無と思われますが。
ほかには・・・単体ではないですが、コラーゲンにも含まれています。コラーゲンは、あたたかいうちはまだ平和でいられますが、冷えるとベタベタしますね。硫黄の架橋構造といいます。でもコラーゲンの主成分は硫黄ではないですので硫黄を食べようなんて思わないでください。
というわけで、生姜を食べるときは「マッチ箱を食べることになるかもしれない!」という危機感をもつといいかもしれません。
新唐人テレビをお伝えしました。(・ω・´)
http://www.ntdtv.jp/ntdtv_jap/society/2011-04-18/117588215411.html
中国語では、
硫黄: 硫磺
燻製: 熏制
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