放送35周年を迎えたテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・20)が「同一司会者による番組最多放送」のギネス世界記録に認定されたことが17日、分かった。
1976年2月にスタートした同番組は、27日放送回で8961回を迎え、最多記録を達成。同日夜放送の2時間特番の収録にギネス認定員が英国からサプライズ訪問し、司会の女優、黒柳徹子(77)を表彰した。
直接、認定書を手渡された黒柳は「本当にうれしい時は『きゃ~うれしいっ』とは言わないものね」と喜びをかみしめ、「小学1年で退学になった私がギネスに載るなんて」と涙ぐんだ。
アイルランドの「ザ・レイト・レイト・ショー」が持つ最長記録の37年も射程圏内に捕らえ、「50周年まで続けたい」と、こちらの記録更新にも意欲。今後迎えたいゲストには大ファンの英俳優、ショーン・コネリー(80)の名を挙げ、「(他界した)チャールズ・チャプリンや山下清さんにもお越しいただきたかった。山下さんとは、きっと気が合ったと思う」とも。
同番組で黒柳は、ゴルバチョフ元ソ連大統領(80)やサッチャー元英首相(85)ら海外の大物政治家と対談しているが、日本の政治家については「100歳ぐらいになったらインタビューしたいとずっと考えていました。100歳過ぎた人にウソはつけないでしょ」と茶目っ気たっぷりに笑った。23年後には芸人泣かせの“徹子節”で、政治問題に鋭く切り込む姿が見られそうだ。
27日夜には特番も
27日には通常の放送と別に、午後7時からお笑いコンビ、雨上がり決死隊とW司会で2時間特番「出張! 徹子の部屋 お宝映像も大放出SP パート2」を放送する。黒柳はスタジオを飛び出し、人気5人組、嵐のコンサート会場に潜入。控室を「即席・徹子の部屋」として5人とトークを繰り広げる。ほかにも35年間の秘蔵アーカイブを公開したり、女装タレント、マツコ・デラックス(38)と東京・新大久保で韓国料理を食べ歩くロケなども敢行する。