昔の話ですが同一の一銘柄だけを一定の周期で売買しながら生計を立てている人(仮称Aさん)が居ました。
当時は未だNET取引が無く、Aさんは滅多に客が来ないパーキングの管理をしながら
四六時中短波放送を受信していたのを覚えています。
Aさんは主に製薬企業を対象に株価変動の周期を分析し、その中から一銘柄を選んで売買していた様です。
無論その頃の私は社会人になったばかりで株の「か」の字も解かりませんでしたが。
先日当時のことを思い出してチャートを調べると、当て嵌まりそうなケースが直ぐに見つかりました。
例えば4534持田製薬です。2009年11月から2010年11月までの株価推移を見ると
800円(支持線)と900円(抵抗線)を行ったり来たりで計5往復しています。
Aさんはこういう銘柄をリアルタイムに探し出しては売買を繰り返し利益を上げていたのでしょう。
持田製薬の例だと1万株を5回売買することによっておよそ400万円の利益を得られる計算です。
しかも相場全体が横ばいの時期でもこの方法は有効と考えられるので一考の価値はありそうです。
そう考えるとディフェンシブ銘柄はキャピタルゲインを得るには魅力に欠けますが
資金運用のやり方次第では面白いセクターだと言えるかも知れません。
しかもこの方法だと日化カ雨滴ストレスが少なく、広く情報入手を行う必要もありません。
そして何よりも対象が主にディフェンシブ銘柄だけに大怪我が少ないことも利点として挙げられます。
まあこんな投資法もあるんだなという程度に覚えて置いて下さい。
因みにこの方法だと時間をかけてチャート分析が出来るので初心者向きだろうと思います。
またディフェンシブ銘柄は値動きが比較的大人しいので
少々退屈かも知れませんが最初に我慢を身に付けるには恰好の対象であるとも言えそうです。
問題はそんな銘柄に都合良く出くわすかという点ですが、時間があれば探索してみてはどうでしょう。