ファッションと同じく、投資の世界でも常に新しい手法が
現れたり、新しい投資先が注目されます。
株の世界でも
2000年 ITバブル
2005年 ネット株、IPO株ブーム
2009年 環境株
などがあり、今年も相変わらず話題株が登場しています。
ですが、こういった話題や流行株を追いかけても、
いいことは一つもありません。
なぜなら、流行というブームは必ず終わりますし、株の
場合は常に破裂で終わるからです。
通常では考えられないような高値まで上がった株に、
誰かがある時点で気づきます。
この様子をどこかの本では、サバンナのヌーの群れに
例えた話がありました。
ヌーはものすごい数で集団移動をしていますが、その
理由は外敵から身を守るためです。
ある時、狙っているハンターの存在にヌーが気づきます。
そのヌーはいちいち仲間のヌーに「あれって敵かな?」
なんて相談しません。
そんな悠長なことをしている間に、食べられてしまうからです。
ハンターの存在に気づいたヌーがとる行動は一目散に
逃げ出すのです。
その一頭は群れの中で目立ちますし、それが引き金となり
ヌーの群れ全体が移動していくのです。
今まで平和であった土地に残るのは、ヌーの足跡だけと
なります。
長いたとえ話でしたが、株のブームと、その終焉も
同じような展開ではないでしょうか?
唯一違うのは、株の場合、自分が逃げるためには、
他の誰かを差し出さないといけない、つまりは
自分の株を誰かに買わせないといけないことです。
移動したヌーが元の場所に戻ってこないのと同じで、株価も
ブーム以前には永遠に戻らないでしょう。
ブームを広げるのは金融メディアのお仕事ですが、追いかけても
損をするだけなので気を付けてください。
それでも信用したり、情報源として頼ってしまう根本原因は、
企業業績や財務内容の読み方がわからないからです。
投資の判断基準が自分の中でわからなければ、一番身近な
存在や他人の意見に頼ってしまうのです。
http://saig.livedoor.biz/archives/2112788.html
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