FXの記事を読んで

為替少年さん
為替少年さん

日経新聞に豪ドル/円、FXで存在感ありといったような記事が書いてある。

 

銀行による外貨預金の広告を見ると、豪州の政策金利よりも高い水準の金利が付与されると書いてあったりするので、知らない人は、「それならFX業者よりも信頼できる銀行の方がいい」と思うのだろう。しかし、この上乗せ分の金利が乗っていても、銀行は為替の取扱い手数料で稼いでいる。その辺は全くクローズアップされていない。預金の作成・解約で往復数円の手数料を取っている。1年で満期解約すると、数%にも及ぶ場合がほとんど。見た目の金利は高いのでこの辺まで広告を読み込まないと損をするのでご注意を。

 

ちなみにFXは安心かというと、やはりこちらも問題はある。強制ロスカットされるとポジションがなくなってしまう。外貨預金ならいつまでも残るが、そーは行かない。しかも損失は大きい場合もある。なので紙面には、自分でロスカットを設定しましょうと書いてある。しかし、これで安心と思うと間違いである。先日の急落時、くりっく365で取引する知人は、ロスカットの指定値段からなんと1円50銭も離れた水準で約定をされたと言っていた。思いもよらぬ結果ですっからかんになってしまったとか。

 

結局何が良いのか判らないことになってしまった。

といいたいが、FXはやはり効率的な金融商品であることは間違いない。投資全般に言えることだが、どれだけ相場をチェックできるかが大事である。ロスカットを設定しておくのは大事だが、だからといって安心してはいけない。ちょくちょくチェックすることが大切だ。

 

車に例えると、免許を持っているからといって、よそ見運転をして言い訳ではないということ。運転の上手い人ほど、こまめにいろんなチェックを行っている。といろいろ書いてみて、偉そうなことを言っている自分にふと気づいた。「あんたは、ちゃんとやっているのか?」と聞かれると困るので、この辺で退散。

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