ポイント
日本での強い余震が米国株式市場を揺さぶりました。この展開を受けて、今日の日経平均株価は下げてのスタートになりそうです。9,520円の近辺を想定しています。円安への動きがとまり、多少円高気味になっている為替が今日のザラバの重石になると見ています。
米国マーケットを振り返る
小動きでスタートしたダウ平均株価でしたが、日本で強い余震が発生したことが伝わると急落に転じました。その後徐々に持ち直したものの、17.26ドル、0.14%安で終えています。
トヨタ自動車のADRの動きが、日本の余震がマーケットに大きく影響したことを物語っています。
VIX指数は1.24%上昇して、投資家心理が多少悪化したことを示していますが、余震が発生した10時半過ぎの急上昇が目を引きます。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)9,520円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
ドル円は円安への動きが止まり、多少円高気味の動きを見せています。
強い地震が続くことが、生産設備やエネルギー供給システムの健全性に対する不安を高めることが、今日のザラバの重石になりそうな気がします。軟調気味な推移を警戒したいと考えています。
今日は、2月の国際収支、3月の景気ウォッチャー調査、4月の金融経済月報などが発表されます。決算発表は60社あまり。高島屋、ユニー、ダイエー、サークルKサンクス、久光製薬、オンワードホールディングス、NPCなどが含まれます。
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