4月6日のナスダック総合指数は0.31%上昇しました。大きな上昇ではないのですが、ダウ平均株価の上昇率0.27%を上回っています。
1.53%上げたSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が示唆するように、ハイテク・セクターの堅調な推移が背景にあると見られます。
そのハイテク・セクターの中でも目を引いたのがシスコ・システムズ。4.94%と急騰して、引け後の時間外取引でもさらに0.11%上昇しています。
月曜日にチェンバースCEOが明らかにした問題点と改善への取り組みが評価されたものと見ています。
もっとも、過去一年のすう勢的な株価下落の中での一時的な反動という可能性も大きいので、予断は許しません。
興味深いのは、米国マーケットでは企業のトップの一挙手一投足に対して非常に敏感に反応する傾向が強いということ。経営のリーダーシップが重視されていることです。
対照的なのが日本。トップのリーダーシップが問われる風土は政治にも企業にもないように見えます。国際的な大問題を引き起こしている大企業が、社長なしで一般の従業員や関連会社の社員の努力で格闘している姿が象徴的です。
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