金曜日~昨日まではEUR/USDはほとんど同じような動きでした。
欧州時間は揉みながらなんとなく下げ、NY時間に入ってから大きく騰がりました。おかげで非常にやりやすかったのですが、欧州時間の粗い動きを見ていると今日の政策金利発表までは欧州組は動きづらいのか流通量の少ない時の様な動きでした。
以前から『利上げまではEUR上昇!』と日記に書いてきましたが、いよいよその利上げの日(もし利上げが来月まで見送りだったら驚く)ですね。
昨年の秋、『EUR/USD買ってればとりあえずオッケー!』という相場状況でしたが、これは11月のFOMCの日にQE2が発表され、大きく騰がり(発表直後に180pp騰がったのには驚きました)、次の日の夕方まではもうお祭りモード、しかし夜に入り下落が始まり、LDNFIX近辺で50pp下落し、金曜日の雇用統計でさらにガクンと落ち(この段階でFOMC発表直前の値まで下落)、以降は1月まで下落モードになったのですが、この時の再現となる図が見えて仕方が有りません。
一方、EURに関しては昨年のギリシャショックの時から揉めている欧州債券問題に関しては何も問題解決してない中、1月から『利上げあるかも』→『利上げいくよー!』→『利上げは1度とは限らない!』という様な騰がるネタとしては利上げしかないのにここまで引っ張ってきたというのは、EURを騰げたい理由があっての事と思っています。となると、今回の発表にもサプライズがあり、まだまだ騰がる可能性があるとも思えて仕方がありません。一貫して欧州各国の銀行総裁や閣僚が騰がる様な発言しかしないというのは不自然に思え、極めて気になっています。
ECBがEURを騰げたい理由は以下の通りでしょう。
・ギリシャ危機以前の水準をECBが適正レートだと考えているかもしれない。
円高、円安でもそうなのですが、円安が現在好感されているのは歴史的円高ゾーンにあるからで$1=1000円なんかになったら日本は大変なことになってしまいます。ECBが現在のEURが『まだちょと安すぎだよね~』という様な感覚で見ていたらいろいろ口先で介入し、騰げていくでしょう。
・ECBだって当然、債券問題、財政問題のことは知っている、暴落に対する対抗手段が必要。
こう考えるとEUR/USDが$1.5位になるまではいろいろ口先介入を続けるかな?とも思っています。
今日の発表でも、2度目の利上げのタイミングを示唆する等なんらかのサプライズを盛り込んでくると思っています。
とはいうものの、唯一相場において正しいのはその時にチャートが示すレート、先入観を捨て、指標に挑もうと思います。
みなさまも派手に利益が出て欲しい限り、がんばって参りましょう!!!!