高成長株よりも低~中成長株?

坂本彰さん
坂本彰さん

個人投資家は高成長株が好きなようです。


私が保有している銘柄は高成長株よりも低~中成長株
と高配当株が半分半分くらいの割合です。


(私の低~中成長株の定義は、売上、利益の伸びが前年比
10%増程度で成長している会社です。)


どうして高成長株を狙わないのかというと、その理由は
いくつかあります。


まず過去にライブドアショックで大失敗したこと、
高成長株はPERも高いため保有しにくいことです。


自分の認識している範囲での高成長株は、高PERで
借入金比率も高い株が多いです。


PERが高い要因は、人の期待値が高いため株価を押し
上げているのですが、裏切られた時の反落が強烈です。


短期的な株価成長は何度も見かけますが、それが「短期」
で終わってしまい、見放されたら二度と同じ株価に
戻らないのが避けている理由です。


どんな株も同じようなパターンになりますが、短期的な
予測はできないため保有しません。


保有したとしても、長期で保有できないのです。


その点、低~中成長率の株は投資家の期待値がそもそも
低く、PERも低いのです。


もし業績予想が期待していたより低くなっても、株価が
あまり反応しないのです。


こういった株の中で、借入金が少ない株や高配当株、
ブランド力のある企業、高シェアなど何か強みのある
会社を保有しておけば長期的にリターンをもたらしてくれます。


人により保有スパンや投資スタイルは様々ですが、長期投資が
目的なのに、短期的な成長を追いかける投資をされている方が
いましたら注意してください。


10年間、高成長が続いた株というのは、過去これまで一度も
見たことがありません。


投資家の期待以上の業績を出し続けるのは不可能ですし、
保有中でも急落場面は何度もあります。

 

http://saig.livedoor.biz/archives/2106604.html

 

「今回のブログ記事、参考になったよ」と言う場合には
ブログランキングボタンをクリックしていただけると
助かります。

坂本彰さんのブログ一覧