「富の福音」という本を読みました。
アンドリュー・カーネギー氏の自伝のような本ですが
ここでは株式投資のエピソードが書かれてありました。
非常に興味深かったので紹介いたします。
カーネギー氏がペンシルヴァニア鉄道で働いていた時、
上司のスコット氏から株を買わないかと言われたそうです。
額面50ドルの株を10株、500ドルだったそうですが、
スコット氏は「お金が足りない時は私が立て替える」
とまで言ってくれたそうです。
当時、毎月1%の配当で経営状態も健全だったので
カーネギー氏は株を買ったそうです。
それから配当分の5ドルの小切手が届くようになり、
それを鉄道会社の友人に見せた時
「素晴らしいぞ。君は資本家になったんだ!」
と言われたそうです。
今の時代であれば毎月1%の配当(年12%)の株はどこにも
ありませんし、高くても年5%くらいです。
毎月配当をもらうことは、決算月の違う会社を保有したり
J-REITを組み合わせれば可能ですが、それでも資本家に
なったという発想まで至らないはずです。
私も含めてそうですが、株を買うことイコール株を売ること、
売買益を前提にしている人がほとんどだと思います。
長期投資を決め込んで購入しても、株価が下がったり減配が
決定すると、他の投資先に移ってしまうでしょう。
(私も同じです)
本当は、こういった視点(給料以外の収入を得ること、
つまり資本家)を持つことのほうが、株を長く続けれられる
秘訣なのかなと読んでいて感じましたし、
売買の繰り返しよりも、夢があるなと素直に思いました。
他の株ブログを読んでいると、配当や株主優待をメインにしている
ブログのほうが長く株を楽しんでいるなと気づきます。
退場することもないですし、自分の資産がゼロになることも
ないからです。
資本(株式)をたくさん持っていることが本当の意味での
ゴールなのかなと感じました。
http://saig.livedoor.biz/archives/2104288.html
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