菅総理大臣が東日本大震災の被災地でもある陸前高田市を20分ほど訪れましたが、それに対し被災地の住民からは「何しに来たの?」と冷ややかな視線と産経新聞が報じる。
たった20分って。。。
行けば行ったで文句言われ、行かなきゃ行かないで文句言われ、まあ日頃からパフォーマンスにばかり余念がないから仕方ないといえば仕方ないですかね。
NHKラジオの報道の中では、菅の視察は迷惑だったって、避難所の住民の方が言っているようです。
【NHKラジオ 被災者「菅の視察はすごい迷惑だった」】
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm14039027
「来るのが遅い」 首相の被災地視察に冷めた目
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110402/plc11040211260010-n1.htm
「来るのが遅い」。菅直人首相は2日午前、岩手県陸前高田市の避難所のひとつ、米崎小学校体育館を訪問した。固い床にマットを敷かれただけのブースに、滞在時間はわずか20分。早急な対策を望む声があがる一方、後手後手の対応に「何をしに来たの?」という冷めた視線もあった。
自宅が津波に飲み込まれた無職、大坪涼子さん(60)は「首相は少し来るのが遅いような気はする。もっと時間をかけて多くの被災地をめぐり、被災者の声を聞いてもらえるといい」と複雑な表情を浮かべた。心臓に持病を抱える藤丸孝義さん(64)は「いつまでも共同生活をしているのでは、精神的にも体力的にもつらい。仮設住宅も一向に進んでいる気配はない」と話した。
菅首相は青い作業着姿で、体育館にいた約60人が疲労の表情で出迎えた。
「どれくらい被災者の状況を見てもらえたのか」。両親と3人で避難する漁師佐藤一男さん(45)の表情は厳しい。「まだ電気や水が通っていない避難所もある。遺体の捜索すら手を出せない人もいる。そっちに気を向けて」と話した。
住民の要望を聞きながら避難所を回った菅首相に、グローブを持った子供と母親は「野球をするはずだった高田松原球場がなくなってしまった」と涙ながらに訴えた。
仮設住宅の早期の建設を住民に約束した菅首相だったが、具体策も明言できないまま、「これからも精いっぱい、最後まで国の方も対応したい。元気を出して頑張って」「長丁場だから元気を出して」と言葉をかけるのがやっとだった。