トレードの基本

[【G】さん]

トレードの基本１．売買ルールを守る。２．資金を管理する。３．メンタルをコントロールする。１．売買ルールを守る。トレードに勝つためには、期待値プラスの売買ルールを手に入れ、それ厳守することが必須です。期待値プラスの売買ルールとは、ある一定回数トレードを繰り返した時にトータルで利益がプラスになる売買ルールのことを指します。この売買ルールには当然損失が出ることが含まれています。また、一トレードの勝率自体はあまり意味を持ちません。あくまで、トータルで利益がプラスになることが最も重要です。まずは、期待値がプラスの独自の売買ルールを持つことから始めます。　　　　次に、期待値がプラスの売買ルールをあらゆる相場環境（上昇トレンド、下降トレンド、ボックス（レンジ）トレンド）に合わせて実践し、期待値を少しでも上げるために売買ルールを調整します。すべての相場環境で機能する期待値プラスの売買ルールが確立できれば後はそれをひたすら繰り返すだけで、利益が自動的に増加していきます。　　２．資金を管理する。　期待値がプラスで、トータルで利益が出る売買ルールを使っても資金管理が適切にできていなければ、利益を確保する前に相場から退場しなければならない場合が生じる可能性があります。従って、資金を管理することは相場で継続して利益を確保し、損失を最小限に抑れるために必須の技術となります。分散トレードは資金管理の一部です。一トレードに投入する資金量、総投入資金量等は、トレードをする前にあらかじめ決めておかなければなりません。また、銘柄分散、株価分割（ナンピン）する時の資金量も決めておきます。　　利益確定とロスカットのポイントを決めることも資金管理の一部です。３．メンタルをコントロールする。　メンタルをコントロールしている状態とは、平常心で機械的に売買ルールを守り資金管理をして継続的に利益を確保している状態を指します。一方、売買ルールを守り、資金管理をしていても「欲望」「不安」「恐怖」「退屈」「怠慢」といった感情で売買ルールや資金配分ルールを自ら破ることがあります。これは、メンタルがコントロールできないことに起因します。メンタルをコントロールするために必須のことはロスカットルールを厳守することです。ロスカットポイントは、自分に精神的負担が少ない程度に設定することが重要です。一度に大きなポジションを持って、大きな含み損を抱えた場合、現実的に大きな損失を受け止めることができなくなり、ロスカットポイントでロスカットができなくなる場合があります。従って、一トレードのポジションは資金に対して小さく持つことが重要です。　逆に、ロスカットを徹底すると「ロスカット貧乏」になりことがあります。これは、エントリーのタイミングが悪いことが原因です。この場合、「含み損があっても、ポジションを持ち続けていれば、いつかは元に戻るのでは？（戻って欲しい・・）」という期待を持ち続けるよりも、ロスカットをして、次のエントリーポイントを改善して行くという考え方をした方が、メンタルをコントロールする上でも効果的です。「どうせトータルのトレードで儲かるのだから、機械的に躊躇なくロスカットすれば何も問題ない。ロスカットは未来のチャンスをゲットするたものチケットだ。」というような思考回路を持つことができれば、ロスカットが普通になりその結果、メンタルをコントロールすることができるようになります。