福島第一原発の事故で、3号機のタービン建屋地下でケーブル敷設作業をしていた男性作業員3名が
被ばくをした足の皮膚に変化は見られず、また症状が安定していることもあり、昨日28日に退院した。
2人は約2時間ほど、深さ15cmほどの水溜りにくるぶしまでつかって、
水が防護服の下まで染み込み、局所的に2000ミリシーベルトから6000ミリシーベルトの
強い放射線を受けたと推定、両膝下まで被ばくしたと見られていた。
なお、もう1人については放射線の影響は認められないとのこと。
作業員は関電工の社員20代後半と30代前半の2人、その下請け会社の社員が30代前半が1人。
作業員が思いの他若かったので、驚いた。
そもそも社運、いや、国運がかかっているような仕事は管理職クラスの者が行くのではないのか?
よくはわからないけれど、「お前、行け。」みたいな威圧的な態度で
現場に向かわされたのではないか、と思えて嫌な気分になった。
また、この時の着衣は、上下分かれた作業服の上に、つなぎの防護服の上に耐水性のあるアノラックを着用。
軍手の上にゴム手袋をはめ、活性炭素入りの前面マスクを着けていた、とある。
1人は長靴を履いていたというが、あとの2人は短靴だったという。
短靴って何?もしかしてスニーカーじゃあるまいな?
被ばくの影響を受けている2人ついては退院後もしばらく経過観察を行うとのことだが、
とりあえず、良かった。