いよいよ第一生命が日経平均225銘柄に採用され、3月29日から算入されます。
第一生命と言えば株主の数が半端なく多いと言うことで有名です。
地震の後でもありますので、今後の第一生命の株価がどうなるのか心配されている方も多いのでは無いかと思います。
今回はそんな第一生命の株価を予想してみたいと思います。
でも、予想ですので当たるか?外れるか?信用しても良いのか?信用しない方が良いのか?は、あなた自身で判断してください。
昨年上場を果たした第一生命株は、右肩下がりで推移し昨年の夏から秋にかけて3点底をつけました。
わたし的には3点底と言うよりは、「これでもか」「これでもか」「これでもか」というようなイメージで底を3回叩いたと言うような感じでした。
売っても売っても拾われるレベルだったのでしょう。
これ以上叩いても利益が出ないと言う売り方の判断が下り、その後の第一生命株は上昇に転じます。
そこからの第一生命株の値動きはご存知の通り上昇波動を描く事になります。
決して綺麗な上昇波動とは言えないので、やきもきされた株主の方も多かったと思います。
今年の2月に高値を付け、結果的にはこれが直近の高値となりました。
3月にもう一度高値トライのチャンスはあったのですが、これが抜けなかった。(痛い)
そしてもたもたしている時に今回の地震です。
「ドスン」と落ちた第一生命株は3月15日に底を打ち、大きくリバウンドして14万円手前まで上昇し、その後再び落ちてきています。
保険会社の宿命とでも言うのか、今回の地震で亡くなられた方は阪神大震災を大きく上回りますので、支払いはどうするの?と言う問題に直面しています。
会社側が「大丈夫ですよ」と言っても心配ですよね。
しかし、多分大丈夫だと思いますよ。
第一生命は会社の総資産が30兆円を超えるような大きな会社です。
今回の地震で残念ながら亡くなられた方の総数は今のところ決定していませんし、全て第一生命に加入していたとも思えません。
ここからは仮の計算ですが、亡くなられた方の内で加入者が1万人とします。(多すぎるかな?)
30兆円÷1万人=30億円
30億円の保険を掛けている人がいるでしょうか?
第一生命を潰す為にはそれぐらいの大それた数字が必要になってきます。
(こんな話をしてお気を悪くされた方がおられたら、ご容赦ください。 株のサイトの宿命かも知れません。)
第一生命の株価の話に戻します。
第一生命の株価を一目均衡表で見てみると、地震発生によって一気に雲の下まで突き抜けてしまいました。
その後一旦戻した時に雲の上に出た時間帯もあったのですが、今は再度雲の下にいます。
遅行線も実体を下抜けていますので、決して良いとは言えない状態です。
チャート的にはもう一度下を試しに行きそうな形ですので、目先は下値探りの展開となりそうです。
第一生命は保険会社と言う事で投資家心理も冷えています。
福島原発の問題が収束に向かい、かつ被災状況の全容が見えるまでは低迷期が続くと予想します。
第一生命が潰れるかどうかは心配いらないと思いますよ。
第一生命より東京電力の方が危ないのではないでしょうか。
今後第一生命株が面白くなるのは、上場時の株価を上回った時からだと思います。
日経平均に採用されると言うことは、日経平均が上昇トレンドに入ったときには、第一生命株も影響されると言う事です。
最後にもう一度だけ言います。
第一生命の「株価予想」ですので当たるか?外れるか?信用しても良いのか?信用しない方が良いのか?は、あなた自身で判断してください。