地震で休止していた5405住友金属工業の鹿島製鉄所(茨城県鹿嶋市光3番地)内の石炭火力発電所が地震後再稼動したそうです。
フル発電47.5万キロワットを東京電力に供給すると茨城県全ての家庭で消費する電力量に匹敵するレベルです。
住友金属工業が発電事業をやっていたなんて知りませんでした。
鹿島製鉄所の沿革を調べて見ると平成19年に稼動開始との事。
最近の始めたばかりの事業だったのです。
でも、地震や津波によって原発がダメになり、電力不足で輪番停電を実施している最中の朗報といっても良いのではないでしょうか。
夏場に向けて電力消費が増加するのは必至です。
全体の発電量から比べるとまだまだ小さな数字ですが、「塵も積もれば山となる」です。
頑張って発電してください。
ちなみに住友金属工業の25日の終値は179円でした。
住友金属工業のチャートを見てみると、2月の初旬に新日鉄との合併報道で爆上げし、そのごジリ貧となり、「ドスン」と地震で急落していました。
新日鉄との合併話で飛びついた投資家さんには非常に辛い値動きだと思います。
逆に地震後140円を割り込んだところで買えた投資家さんは笑いが止まらない状態となっていることでしょう。
不謹慎な発言、ご容赦ください。
でも、底で買える勇気は、同じ投資家として見習いたいと思います。
住友金属工業の株価予想ですが、200円付近で長くもみ合った過去がありますので、チャート的には200円付近が壁となるでしょう。
そして、今の段階で被害状況や業績に与えるマイナス面は不明ですが、災害復興には鋼材は欠かせません。
コマツや建設株が復興関連として見られがちですが、復興する為には建築材料は必須です。
1年以上持つ覚悟なら、200円以下は買いかも知れません。(自己責任でお願いします)