株価の先読み

坂本彰さん
坂本彰さん

株価の先読みほど難しいことはありません。


・実際、どこまで下がるか検討できない

・逆に、理解できない株価まで上がる


答えはないといっていいくらいですが、唯一言えるのは
いつまでもイレギュラーな状態が続くわけではない
ということです。


例えば、ライブドアショックが起こる前の新興不動産株は
PERが100倍を超えていました。


しかし、今月私が買った株の一つはPERが4倍台でした。


前者は業績を無視したオークション相場であり、後者は人の
不安心理とパニックが引き起こした逆オークション相場
(誰も値段をつけない)でした。


それならば大底、天井を狙うのではなく、資金枠、余力を
残しながら、どんな時期でも取り組める姿勢のほうがいい。


結果論ではいくらでも言えますが、出来事の真っ最中では、
これからどうなるか、明日の株価がどうなるかなんて
誰にもわかりません。


先ほどの例であればPERが100倍を超えたらといって、
明日から反落するとは決まっていません。


110倍まで上がることもあるでしょうし、もしかしたら150倍
までいくことも否定できません。


その反対に、PERが4倍台まで落っこちた株が、明日は
大幅反発するかといえば、それはNOで3倍台まで落ちる
可能性も十分にあるのです。


人に欲がある限り、ここまで上がったから天井だ、とか
ここまで下がったらもう反発するだろう、なんてことは
実際の相場では起こりません。


どんな時でも柔軟に対応できるように、すべての財産を株で
保有するのではなく、種銭を残しながら投資に取り組みましょう。

 

http://saig.livedoor.biz/archives/2089842.html

 

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