歴史的な暴落となった

優利加さん
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歴史的な暴落となった

先週金曜日の米国株は反発した(DJIA +55.79, NASDAQ +14.59)。しかし、本日の日本株全般には焼け石に水であった。週末の間に東北関東大震災による被害の甚大さと深刻さ次第に分かり、特定の復興需要が期待される建設株、セメント株、住宅株を除き、全面安となった。東証1部では、上昇銘柄数が103に対して、下落銘柄数は1,571となった。騰落レシオは82.54%へ急低下した。

 

TOPIXも日経平均も大きく下放れて始まり、その後も出来高を伴いながら長大陰線で終えた。一気に大幅に下げたので、続落しても明日からの下げ幅は相対的に小さくなるはずである。今週末までには下げ止まり、来週からは下げ過ぎた分を取り戻すために反発するかもしれない。しかし、間もなくまた下げ始めると見る。日本経済に与える被害は甚大で、長期的となる。株価の戻り売り圧力は数カ月から半年間は衰えない考えられる。福島第1原発の炉心溶融事故の行方も不透明である。明日も続落しそうだ。

 

TOPIX -69 @846

日経平均 -634円 @9,620円

 

予想通り、東京電力と東芝はストップ安まで下げた。原発関連の日本製鋼所や日立も同じだ。反対に復興特需が期待されるゼネコンや土木、住宅関連銘柄が大幅高となった。大手ゼネコンは軒並み10-20%高となったが、もともと株価が低かった飛島建設は82.6%(+19円)も跳ね上がった。日本道路も37.2%(+80円)のストップ高となり、プレハブ建築の日成ビルド工業も42.25%(+30円)でストップ高まで跳ね上がった。


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