はるるっぴさんのブログ

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心地よい無感覚から目覚める

このたびの地震による災害のお見舞いを申し上げます。

 

地震情報は、関係者の発表やマスコミ各社で
報道されているのでそちらへ。

 

私は、JSWの知人に技術的な面から話を聞いた。


今回の原発事故について、くわしくわからないとの前提で
専門的な「難しい話」をしてくれた。


非常用の冷却器も故障して作動せず、炉心溶融の可能性もあると。

報道されている事故現場の映像を見ると、
うちの(原子炉)容器が防いでくれるかどうか。

深刻な顔をされて、現場の「風向き」を気にしていた。

 

放射線にくわしい人に聞くとチェルノブイリ原発事故の話を教えてくれた。


今日の日経新聞にも記載されているように

当時「セシウム137などの放射性物質によって汚染された地域はウクライナから
隣国のロシアやベラルーシにまで広がった。」

(3月13日 日経新聞より引用)

 

特に、風下のベラルーシの被害が大きかった。

 

そのときボランティアでご活躍された
日本人医師、菅谷昭先生(現松本市長)の話は有名です。

 

被害が広がらないように祈りたい。

 

今回の地震災害について早くからNY大学ルービニ教授が見解を述べていた。

 

『世界的な金融危機を予測したことで知られる米ニューヨーク大学の
ヌリエル・ルービニ教授は11日、財政赤字削減に苦しむ日本にとって
最悪の時期に東北地方太平洋沖地震が発生したとの見方を示した。(中略)』

 

『同教授はこうしたショックが残る短期的見通しについて
「経済活動が弱まる」傾向があるとし「今期の生産は減少するだろうが、
大規模な財政刺激策があれば、近い将来に景気は回復する可能性がある」と語った。』

 

3月11日(ブルームバーグニュースより引用)

 

今回の地震で保険会社やグローバル企業は(特に保険会社)は
保険金の支払い準備のために急いで海外の資産を売却したりして
「円」を用意しないといけない。(商業的に「円」が買われやすい。)

 

ヘッジファンドなどは、このあたりのことは知っているので
まず、何度か円安に振ってから円高に向けてくる可能性がある。

(世界の再保険会社の株式もしっかり売っている。)


1ドル80円割れの可能性もある。(円高に振られやすい。⇒詳しくは専門家へ)

また、過去の阪神・淡路大震災の教訓も参考になる。

「阪神・淡路大震災後に79円75銭の過去最高値を付けた・・・」

 

(3月12日 日経新聞夕刊より引用)

 

経済面で見れば、今回の地震による原子力発電所の事故の問題により
日本のエネルギー対策がさらに心配になる。

 

アメリカなどでは、原油の輸入先を徹底的にリスク分散しているが
日本は、80%以上を政治的にも不安定な中近東に依存している。

 

また輸送ルートにホルムズ海峡やマラッカ海峡などの
狭いチョークポイント(Choke point、海軍的な発想)を
使っており、リスクが高い。

 

少々昔、当時の日本の外務大臣が外務省のことを伏魔殿と言っていたが
今まで何をやってきたのかと思うところもある。

 

今回のような、中東の問題、原子力発電所の災害、されにドバイ原油価格の上昇と
「トリプルパンチ」が日本経済を叩いてくる。

 

テレビなどに登場する市場専門家は、
WTI原油先物価格が上がっていないから大丈夫ですよ~

と言っている専門家もいるが、正確ではない。

 

WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油は
あまり原油は産出されないが、先物で影響力がある。

 

しかし


日本の原油価格は、ドバイ原油価格(WTIの影響は受ける)の影響を受ける。

 

ややこしい・・・

 

だからガソリン価格も、また上昇するでしょう。

 

そして今回の原子力発電所の報道で出てきた言葉「メルトダウン」


投資家にとっては、どっかで聞いたことがある言葉です。

2008年2月 金融市場でもすでにメルトダウンが起きていると
イギリスの経済専門誌フィナンシャル・タイムズで報道されていた。

 

警鐘されていたのがルービニ教授。

 

2008年9月15日 リーマン・ショック発生

 

金融危機は、まだ終わっていない。
序章が終わったにすぎず、これから混乱するでしょう。


株価もボラティリティが高くなるでしょう。

 

最近の投資家の間でも有名な本では

 

「通貨戦争」

 

武田ランダムハウス出版

 

今回の金融危機の本丸
ファニーメイとフレディマックの元コンサルタント


宋 鴻兵氏著

 

中国では前編と同じく
ミリオンセラー本と聞く。

 

金融危機の出発点がアメリカの住宅問題で
金融危機の本質がタックス・ヘイブンになるのでしょう。

 

このあたりの幹の部分を間違えると
専門家と同じ間違いをする。
投資家は、専門家ではない。

 

この本の訳者はNHKの
中国語国際放送アナウンサー河本佳世氏がされている。

(影響力のある本なので、実力者を抜擢しているのでしょう。)

 

筆者の最後の言葉の中に

 

「人生ここに至れば、何の心残りもなし」

 

の言葉に感銘を受けた。

 

多くの人々が

 

心地よい無感覚(comfortably numb)から目覚める日が近くなったかもしれません。

(わたしは、きょうあす起きることを書いていません。)

 

対策としてたくさんありますが

以前、日記に何度か書いた
災害対策マニュアル(イラスト入りがわかりやすい)で
自然災害と通貨戦争に備える。

 

「コミュニティ」を大切にする。
助け合える仲間がいればよいと思う。
また、一人暮らしの寂しいお年寄りがいれば
できる範囲でお手伝いするのもよい。

お天道さまがみてくれているかも。

 

お漬物程度に小口の純金積立で比較的わかりやすい
現物資産であり通貨の匂いもする
金(ゴールド)を少し保有するのも一つの選択肢かもしれません。

 

先日、石福金属興業の方とお話をすると

金(ゴールド)は売っている人が多く

銀(シルバー)は買っている人が多いと聞きました。

 

危機を乗り越えたその先には
明るい未来があると考えて
努力したいと思う。

 


 

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