ある人へのコメントを再録しておく。
個人の感想をコメントしてしまったのだが、リスク管理として、内容をこちらにも残すべきと判断。（）内の注は、今回追加分。注なしの（）書きは既出分。
・3時過ぎに、地震発生情報と、津波被害の第1報。マグニチュードが報道中に変更され、8.2とか8.6とか。阪神淡路の初期と同じだと思った。（注 当時は実際に揺れを体感。その揺れ方から大規模地震とわかったが、今回は、車中でわからず、家族からの携帯連絡で判明）
死者の数は1000人を超えると直感。（注 情報の混乱から事態が極めて深刻と判断）
福島の原発は震度の報道で、安全を確認。（注 地盤と地形から施設の損傷は想定内に収まると判断した。）
交通分断、運転中止・点検、などは、マニュアル通り進行している、首都機能は維持されていると感じた。JRの一日運行中止は、?と思ったが、運行して、余震で二次災害があると、鉄道会社は再起不能となるので、安全第一と、運行再開時に各列車がすぐ動かせる状態に置くことは、最良の方法だと思った。（その後、地下鉄（都営が絡む）が再開した時、国鉄時代なら、国が保障してくれるので運行しただろうと、納得した。）
同時に、地震による建物の損害は限定的との確認で、関心は、津波での東北地方の被害状況に移った。
テレビのチャンネルを変えている内に、キャスターの力量の差が気になりだした。言い間違えたりするのは仕方ないが、自分の解釈を出し過ぎるキャスターには、がっかり。もう、そのチャンネルは期待せず、とりあえずのNHKに。
数時間後に次々明らかになる被害の映像は、想像を超えていた。プロパンガスのタンク炎上が初期に1,2基だったのが全体に広がる、青森だかの石油タンクが流出、この映像を見て、これは、石油類の値上がりが進むと思って、すぐに、空のポリタンクを持って購入に走った。以下省略。
この時点で、初めて株価が気になった。下げていると思ったとおり。建設機械株が上がったらしいが、生産能力の回復は遅いので、期待ほど上げないのでは。それより、保険会社、銀行株は、下げ続けるしかないのでは。電力株は、下げるだろうが、需要があるので下げ続けるとは思えない。情報関連は、必要性が再認識され、上げることが予想される。（注 広域災害では、テレビや固定電話が役立たないことを今回実証。モバイル機器の優位性がますます拡大している。情報がインフラの最大要素、も実証）
きりがなくなりそうなので、ここまでにして、現在の原発関係のニュースでの感想。（注 ３／１２ 深夜の時点）
想定外となったのは、地震と津波で、停電が広範囲になったことのよう。緊急停止、炉心冷却というプロセスは、停電が長期化することや、冷却水の注入用のポンプが故障することまでは、計算されていない。最悪の事態に陥らないように、4段階のセーフプルーフが構築されているらしいが、その2段階が機能しなければ、残るは少ない対策しかない。
今回は、それが起きて、もしかすると、炉心格納塔に亀裂が入っている可能性が出てきているのでは。水位がどれだけ下がったかによるが、その情報は出されていない。だから、ますますその疑惑が出てくる。ともかく、水蒸気の想定以上の発生と燃料棒の空中露出は、水素発生と爆発という結果になっているわけで、今行っている海水注入が、想定外の措置なのは、それだけ、危険な状態と言うことになる。（注 30年前から原発に注目していて、日本の加圧型原発の安全性を少し知っている・・・・）
で、たぶん、この注入は成功すると思うが、福島第一原発は、復旧がほとんど絶望的で、電力需給は、混乱が続くことになる。ますます、クリーンエネルギーや水力発電の必要性や、エコ活動の推進、物価高騰などが想定される。
大変な時代になりそうです。
＊ 以上が、1つのコメント。他に首都機能についての感想、株式市場の当面の休場についての賛同コメントなどをしているが、コピーは省略する。（作業が繁雑で、緊急性がないため）
こんなことしてる間に、被災者への支援を考えたいので、今回はここまで。（ボランティアができるようになるのは、3日後くらいからでしょう。それまでは、関東の知人宅の家財道具散乱の片付け手伝いをしよう。）
