Q.秒速 0.4m で動く、動く歩道10mを、 秒速 0.6m で歩く人が渡ろうとしています。 動く歩道の動く向きと同じ向きに歩いた場合と、 逆の向きに歩いた場合について、動く歩道を渡り終える のにかかる時間を求めなさい。 流水算ですが、水の出てこない問題を作ってみました。 “流水”という本来の意味に即して問題を作ると 次のようになります。 (秒速 0.4m で流れる川10mを、 (秒速 0.6m で進む船が運行しようとしています。 (川の流れと同じ向きに進んだ場合と、 (逆の向きに進んだとき場合について、 (川を下り(上り)終えるのにかかる時間を求めなさい。 答えは上と全く同じです。 (1)動く歩道と同じ向きに進む場合 つまり、人は 0.4 + 0.1 = 1 [m/秒]で進むわけです。 この速さで10m進めばいいので、かかる時間は 10÷1 = 10[秒] (2)動く歩道と逆の向きに進む場合 人は、0.6 - 0.4 = 0.2 [m/秒]で進みます。 よって、かかる時間は 10÷0.2 = 50[秒] [補足] 人は、1秒間に 0.6m 歩きます。 歩道は1秒間に 0.4m 歩きます。 1秒の間に、人は、床の上を 0.6m 歩くわけです。 ですから、その床が1秒間に 0.4m 動いていたとしたら、 結局、1秒間に、0.6+0.4 = 1m 動くことになります。>和算についてもっと調べる< Q.上流のA市から、下流のB市まで、60kmあります。 川の流れは時速4kmです。 ここを、静水時の早さが時速20kmの舟で往復すると 何時間かかりますか。 (ヒント:行きと帰りは別にして求める。) Q.上流にあるC町と40kmはなれた下流のD町との間を 2せきの定期船が往復しています。 静水での船の速さはいずれも毎時10kmで、 川の流れの速さは毎時3kmです。 2隻の船が同時にC町とD町を出発したとき、 2せきの船がすれちがうのは、 B町からどれだけ離れた地点でしょうか。 (ヒント:船の速さを求めたら、後は旅人算です。)