「ドリームファイル 完成」
「じゃ、さっそく完成させちゃって。」
と、ノブさん。
はい。
・夢(年間目標):年収1000万
・月間目標:月収84万
・達成課題:アポ 145件 契約 69件
さらに、週間目標。(÷4)
・週間目標:アポ 37件 契約 18件
さらに、一日目標。(÷5)
・一日目標:アポ 8件 契約 4件
これで、完成。
「やっと、出来たぁ。」
心躍る。僕。
嬉しそうな僕を見ながらノブさんが話しだす。
マサ。夢や目標っていうのは、正真正銘「道」なんだ。
今までのマサは、スタート地点からただ漠然とゴールを見つめて歩いていただけ。
はじめは、勢い良くあるくだろう。でも、歩き続ける内に不安になり始める。
本当にこの道でいいんだろうか?とか、ゴールは本当に存在するのか?とかね。
どれだけゴールの方を見つめたとしても果てしなく遠いのでみえるはずもない。
やがて「不安は確信に変わる。」
すると、自分で決めた道やゴールは蜃気楼となり消え去る。
なんか、悲しいエピソードでしょ?
「・・・」
ドンピシャ過ぎて心痛い。僕。
つづける。ノブさん。
ドリームファイルとは、まずゴール(夢)までの距離を知り、歩く速度(自分の力量)を知る。
そして、自分の歩いてる道が正しい事を示す看板(目標)を建てる。
あとは、歩き続ける。続ける。続ける。
走り出したくなったらツール(営業スキル)を磨いて仕事の効率を高めれば良い。
毎日やる事をキチンと達成していけば、夢の自分は間違いなく未来の自分になってるよ。
その証拠に僕は、今まで夢は全て未来の自分となって実現してるよ。
「まさにハッピーエンドでしょ。」
笑って話すノブさんの手首、胸、服、車、家は全て超一流ブランドで固められていた。
つづく