斬！ザ・マーケット 2011/3/10 木曜日

[坂本 大介さん]

欧米市場は軟調、ドル・ユーロが買われて円安へ傾斜

9日の東京株式市場では、原油価格が一服して景気鈍化懸念が薄れたこと、

前日の米国株高と為替が円安に振れていることが好感されて、

全面的に買い戻されました。

前場は堅調に推移しましたが、

後場に入ると企業持ち合い解消などで上値を縮めました。

勢いを失い、日経平均は10589.50円64.31高

米国市場は、リビア情勢が引き続き懸念材料となり揉み合いの展開

ダウ平均は12213.09ドル1.29安

為替の動き、ドルは米10年債の入札好調で利回り低下のために売りへ

ユーロは欧州中央銀行による高債務国の国債購入期待などから買われました。

ドル円は82.75円ほど

ユーロ円は115.06円ほど

軟調だった欧米市場の流れを受けて、売りが優勢となるか。

リビア情勢も引き続き懸念材料となるでしょう。

円安に振れている為替は好感されるかもしれません。