ポイント
先週金曜日の米国株式市場の下落、原油先物価格の一段の上昇、そしてドル円の円高方向への振れが重なり、日経平均株価は大幅な下げとなりました。ただし、米株先物価格が堅調に推移しているため、原油や為替の動きが予断を許さないのですが、明日は反発が期待できそうな様子です。
日経平均株価を振り返る
66円安で寄り付いた日経平均株価は、すぐに下げ幅を拡大して、2時前には221円安を付けました。その後大引けにかけてわずかに反発を見せたものの、188.64ドル、1.76%と大きく下げての大引けとなりました。
下げ幅拡大を牽引したのはWTI原油先物価格。106ドルを上回りました。
加えて、ドル円がザラバで円高方向に振れたこともマーケットの重しになったようです。
海外市場の動向
アジア市場はマチマチですが下げが優勢です、インドと韓国が1%を上回って下落しました。一方で、上海が1.86%と大幅に上昇したのが目を引きました。全国人民代表会議で示された新5か年計画への期待がマーケットを押し上げたようです。
一方、欧州市場はベルギーを除いて上げています。イタリアとスウェーデンの上昇率が1%を越えています。
GLOBEXでは、ダウ(+17ドル)、ナスダック100(+8.00ポイント)とも上昇しています。ただし、上昇幅は縮小しています。
今日は1月の消費者信用残高を除いて重要な経済指標の発表はありません。
先週金曜日の下落の反動もあり、比較的に堅調なマーケットを期待していますが、原油価格の高騰の影響に注意を怠れないようです。
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