トヨタ自動車(7203)が安い。投資環境の悪化のほか、S&Pによる格下げを嫌気した売りもあるようだ。日本経済新聞で、市場別に戦略車投入し世界販売1000万台を目指すと報道されたが、好材料には反応薄となっている。
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は4日引け後、トヨタ自動車の長期会社格付けと長期優先債券(既発債)の格付けを「ダブルA」から「ダブルAマイナス」に1段階引き下げたと発表した。業績は改善基調にあるが、収益性の回復ペースが遅く国内同業他社に比べても見劣りする。収益性が今後1-2年の間に従来の格付けに見合う水準へ回復する可能性が低下したとの見方から引き下げたとしている。
トヨタの株価は10時9分現在3690円(▼95円)。
発表資料