はるるっぴさんのブログ

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買いと買戻しを区別する

素人のひとりごと日記です。

 

先日、知人の奥様がベランダで洗濯物を干しているときに
2歳の子供に部屋の中から、カギをしめられてビックリしたと言っていた。

 

幸い、隣の部屋のカギをしめていなかったから助かった。

 

株式投資でも、高値で勝負すると
高ければ、高いほど海外の投資家に梯子をはずされると危ない。

慎重にしたいものです。

 

・・・

 

わたしがときどき教えている新人ちゃんの
金融機関の知人の知人(遠い関係)が
今回の人事異動で内閣府に出向された。

 

情報武装するためには、人脈は必要だと思っている。

「表面的」な情報はいらないので、本当のところを
問題のない範囲で教えてもらえるように頼んでいる・・・

 

またこれも先日、後輩の投資信託の販売会社の人と話をすることができた。

 

「ここまで来たら、機関投資家は、日本国債を先物で売っているでしょうねぇ~」

 

と言っていた。

 

たぶんの話・・・

 

最近のブルムバークのニュースで

今回の世界の金融危機を警告されていた人物
有名なIMFの元チーフエコノミスト、ケネス・ロゴフ氏(米ハーバート大学教授)が


ユーロ圏の危機について厳しい認識を示されている。

 

ロゴフ氏は、デリバティブをよくご存知なので
的確な指摘をされていると思う。

 

以前、わたしの日記にも書いたように
タクシーの運転手の言葉を借りると

 

「サブプライムなどのようなデカイことを予想できないような専門家など
信用できる訳ないでしょう~」

 

わたしは、その時、運転手さんのおっしゃる通りだと思った。

 

ロゴフ氏は、世界金融危機を警告されていた人物。


今回のベルリンで開催されたドイツ財務省主催のイベントでの発言にも注目されている。

特にスペインの話もデカイ話です。


その後すぐにスペインの格下げの話がでている。
ステーブルからネガティブへ。(フィッチ格付け)

ロゴフ氏の分析力は鋭い。

 

凡百の専門家とは、違うと思う。

 

発言の内容は重い。

 

(くわしくは、3月3日のブルムバークニュースより。)

 

そのうちサブプライム問題と言っていた頃がなつかしくなるかも。
あのころは、よかった・・・
サブプライム問題と軽い感じで言っていた頃がなつかしいなぁ・・・


さて

 

世界の先進国の金融緩和により
株価が乱高下することもあり
楽観論が出てくることもあるでしょう。

 

今回の世界金融危機が金融緩和により解決できれば
ハッピーですが
簡単ではないと思う。

 

需給ギャップがある中では、金融緩和しても
実体経済は、回復しない。


本当に日本の景気がよくなれば、土地の価格も上昇する。

街角ウオッチングしても空きテナントが多く
不動産価格の値段が上昇しそうな雰囲気は感じない。

 

不動産に詳しい人に話を聞くと
世界金融危機の前に、ある不動産の持ち主に
REITがビックリするくらいの高い値段を提示してきたので

持ち主から相談があったらしい。

 

持ち主と相談して、よく考えたうえで
しばらく、様子を見たらどうでしょうかとアドバイスされたら

その後、いろいろなREITからどんどん高い値段の提示があって
結局、4倍の値段になって売却されたと言っていた。


売主は、税金もたくさん納めたと聞く。

REITがスゴイ値段で買ってくれたからだそうです。

 

わたしの大学の後輩の元GS社の社員が
「REITなど…」
「フン!」と言っていた・・・

 

金融危機発生後に
大手証券会社のREITの担当者と話をしたことがある。

 

個人投資家の皆さんの前では、元気な話をされているらしいが
個別でお話をすると

真っ青な顔をされて

 

「大変なことになってしまいました・・・」

 

などと、いろいろと話をしてくれた。

 

現実は、厳しいようだ・・・

REITは、バブルの最後のジョーカーを引く可能性を否定できない。

 

過剰流動性相場になると
実体経済と株価が連動しないこともある。
(このデカップリング論は、わかる。)

 

日経平均株価は、ハイテク株の比率が高く
売り残も多いので、つりあげやすい。

 

私は、ファナック(6954)の株価と信用の取り組み状況を(参考程度)を
たまにチェックするときもある。

 

地場の証券会社などでは、営業しても
投資信託があまり売れないので
素人の営業マンが自己売買しているところもある。

(わたしも素人ですが・・・)

 

割高値がさハイテク株に空売りを入れるので
踏み上げられやすい。

 

結果、値がさハイテク株の影響の大きい日経平均は、
踏み上げしやすい。

 

証券会社の好きそうなNT倍率も
普通は10倍くらいのイメージですが
高止まりしている。

(日経平均÷TOPIX=NT倍率)

 

昨年、日経平均最高値をとったときも


QE2後の株価上昇局面でも

 

市場関係者などは、外国人が日本のことを評価し始めたとか
日本株が出遅れ物色されているとか
アメリカ経済が回復しているなど

 

言ったりしている専門家もいる。

 

希望的観測もよいが実際の数字を見ると

(長期⇒中期⇒短期の順番)

 

ある訳ないでしょう・・・(個人的な考え)

 

QE1とQE2は、本質的に違うので間違わない様にしたい。


マスコミたちは、間違っても損しないが
投資家は、間違えると損するので注意したいもの。

 

株価の上昇の出発点は
「買い」ではなく、「買戻し」で
アカン(関西弁)ものほど上昇するときもある。

 

NYダウの上昇も半分は、空売りの買戻しでしょうと
実績のある大学年金基金の運用担当者から教えてもらった。

 

世界の本当に実力のある長期投資家の出番は
まだ先になるかもしれない。

 

最後に株のことを知らない個人投資家が買いに出てきたら
しばらく儲けさせてあげてから
目先の天井をつけることがある。

 

専門家が総楽観論になったとき

えてして株価は崩れていく・・・

 

逆に、個人投資家が熱心に空売りをしている間は
株価は、上昇しやすい。

 

私自身、いくつかの会社の人とお話をすると
予算を絞られている会社の方が多い。
特に金融機関は、厳しいと思う。

 

少なくとも私の肌感覚では、ファンダメンタルズは
良くなるどころか悪化している。

 

行きつくところは、ファンダメンタルズになる。

 

そうなると
ジョージソロス氏の「再帰性の理論」になるだろう。

 

最近の本では

「ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ」

(むずかしい内容の本だと思います。)

 

株式とは、関係ないようですが
現先取引(買い戻し条件付き相対マーケット)の
動向にも注意が必要かもしれません。

 

投資家は、株式評論家と違うので

 

「買い」と「買戻し」
「売り」と「空売り」

 

を区別したいものです。

 

今年は、強気の日記を書きたいと思っていますが
現実は、厳しいので、たとえ日記でも慎重になってしまう。


ただ、チャンスがあれば、楽観的なみんかぶ予想を参考にしたいと思う。

 

 

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