所用のため、簡単なご報告で失礼します。
ダウ平均株価が反発を見せました。このため、月曜日の日経平均株価は上昇してのスタートが期待できそうです。ただし、これまでの株価下落を牽引した中東・北アフリカの情勢が好転したというわけではありませんので、警戒は怠れません。
ダウ平均株価は寄り付きから上げ幅を拡大して61.95ドル、0.51%高で終えています。昼近くに一時的に軟化の兆しを見せたのですが、おおむね堅調な推移を維持しました。
2月のミシガン大学消費者信頼感指数の確報がコンセンサスを上回ったことや、原油価格の上昇ペースが鈍化したことから、これまでの大幅な下げの反動が鮮明になったと指摘されています。
個人的には、ドル安の影響が大きいのではないかとみています。
このドル安の恩恵を受けるハイテク銘柄に堅調な動きが目立ちました。SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が2.61%の急騰を見せ、ハイテクの比重の高いナスダック総合指数が1.58%とダウ平均株価の上昇率を大幅に上回っています。
VIX指数は9.85%と大きく低下、投資家のセンチメントが改善してリスク許容度を引き上げた様子がうかがえます。
月曜日の日経平均株価への示唆
CMEの日経先物価格(円ベース)10,555円の近辺を、日経平均株価の寄り付きのメドトしています。
ただし、ドル円が多少円高に振れていることがマーケットの重石になることが懸念材料です。
米国の株式市場がドル安の恩恵を受けているわけですから、日本の株式市場が円高の重圧を受けることはやむを得ないと思います。しかも、米国の上昇は中東・北アフリカ情勢の好転によるわけではありませんので、引き続き警戒する必要があります。バーレーン全株指数が2.72%の急落を見せています。
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