どの銘柄でもいいと言ったわけではない。ダウ工業株30種平均株価指数を構成する
大型で質の高い銘柄を買うように勧めたのだ。インフレが進む一方、ゆっくり、しかし
確実に下落する米ドルへのヘッジになるIBM、建機のキャタピラー、石油大手シェブロン
のようなグローバル経済の恩恵を受けている銘柄だ。
ラッセル氏はニュースレターの中で 「極端な為替安が進むとき、株式(それも配当を
行っている優良企業中の優良企業)はインフレヘッジになる。まさにこうした企業が今、
ダウ平均を押し上げている」と述べた。
同氏はまた、ダウ構成銘柄の中でも投資銘柄を絞っている「SPDRダウ・ジョーンズ
工業株ETF(上場投信)」などに投資すべきだとしている。