日本ゼオン(4205)が堅調。高純度単層カーボンナノチューブの大量生産設備の開発を進め、飛躍的に生産能力を向上させたと発表しており、これを材料視する買いが入っているようだ。
従来の実験室レベルで、生産量は一日あたり1グラム程度に止まっていたが、600グラムの生産能力を実現した。今後、大量の試料を必要とする用途開発を推進する計画。透明導電膜、太陽電池、薄膜トランジスタ、キャパシタ等への応用に弾みがつくとして期待を集めている。
同社は2月4日付有料メールマガジン「来週のヒント」に掲載された。
ゼオンの株価は13時15分現在831円(△23円)。